弁財天版画
2008年1月1日
2008年1月1日
2007年9月28日
法燈継承式厳修
9月9日 法燈継承式が厳修され、このたび住職が新しくなりました。
寺としては客殿落慶式以来10年ぶりの大式典で、大勢のお檀家さんで境内はぎっしり。
午後一時、雑司が谷鬼子母神堂から本納寺へ向けて行列が出発しました。木遣りを先頭に天童、新住職、総代世話人、寺族が続きます。かわいいお稚児さん達のお陰で列の周りはカメラを構えた人や見物客でいっぱいでした。
本堂では天童による献花・能楽師笛方寺井久八郎師による奉納演奏。そして開式。
法要で前住職より新住職へ払子が渡されました。
その後境内にて披露宴が催され檀信徒みんなで法燈継承を祝いました。
参列の檀信徒より
「信徒会館の方の席にいたのですが、大きいモニターがあってよく見えました。」(Iさん)
「親戚の子の天童姿を見に来たのですが、あんまり可愛くて一緒にくっついて境内に入ってしまい、記念品を頂戴して帰るのを忘れてしまいました。」(Kさん) 後から記念品をお送りしました
「めったにないことなので楽しみに参りました。木遣りもすばらしかったし、ご盛大な式で感激しました。」(Mさん)
「私一人で参列したんですけど、こんな立派な式典で妻も連れてくればよかった。」(Sさん)
などいろいろな声を頂きました。ありがとうございました。
2007年9月27日
新住職就任挨拶 平成19年9月9日
「こんなに大勢の方々に支えられていることに、感激し、深く感謝しておりますと同時にこれからの責任の重大さを痛感しております。
大学卒業後、社会人を経て27才で仏門をくぐりました。在家出身で、何も知らず何もできない私を、檀信徒の皆様はあたたかく迎え入れてくださいました。ここ本納寺で修行し、檀信徒皆様とのふれあいを通じて、僧侶の持つ様々な役割を知り、荒行堂に入り修法師になることができました。また講習所を修了し声明師にもなることができました。ひとえにお世話になった各聖、檀信徒皆様に育てて頂いたおかげでございます。
皆様ご存じの通り、本納寺の先代二人は学者です。しかしながら、私は学問向きではありません。もっぱら身体を動かすほうが性に合い、じっと机に向かうのは苦手です。
現在、法務等の他、合間を縫って地元の中学校でサッカー部のコーチをしております。生徒たちがグランドで培ったものを将来に生かしてくれるだろうことを楽しみに、毎回一緒に走り回っております。私自身、この地域活動を通じて、雑司ヶ谷にも愛着が湧いて参りました。
先代とはキャラクターが大きく違いますが、私なりに少ない智慧をしぼり、身体をつかって、足も使って頑張って参ります。
先代には心おきなく研究に打ち込んでもらいたいと思います。
若輩の身ではございますが、宗門発展の為、寺門興隆寺檀和合のため精進する所存でございます。今後とも尚一層の御指導を宜しくお願いいたします。本日は誠に有難う御座いました。」
(第35世 森部 達彦)
2007年8月3日
今月初めに境内の池に金魚が400匹追加されました。今回もお檀家のHさんから「金魚送りまーす」とご連絡を頂き、大量放流となったものです。 新入りたちは2、3日は池のそばに人が近づいただけでパッと逃げていましたが、今では、本堂の向こうまで探検に行ったり、人がのぞき込んでもその場を動かなかったりと、すっかり馴染んでいます。
さすがに400匹いると、水面に朱色があちこちに見えてきれいです。
この池には金魚の他に、フナ、メダカ、ドジョウ(エサが良いのか親指くらい太い)が生息しています。春先になると蛙が卵を産みに来て、その後オタマジャクシがうようよになり、今の時期は雨が降ると境内の石畳に5センチくらいに育った子ガエルがうずくまっていたりします。
以前、サンダル履きで境内を走っていて、そうやってうずくまっていた蛙ちゃんに気付かず蹴っ飛ばしてしまったことがあります。裸足に蛙。ぐにゃ。ひー!!ごめんなさーい。(Y)
2006年12月20日
平成五年から毎年十月に開かれていた「琵琶楽奉納演奏会」が諸事情の為、平成十八年をもって一応の閉会になりました。
ご近所にある東京音楽大学の邦楽研究室の学生たちによるもので、琵琶の音色を間近に聴けるとあって、毎年楽しみにお運びくださる方がたくさんいらっしゃいました。学生たちにとっても日頃の成果を披露するいい機会だったようで、緊張した真剣な姿が印象的でした。
最終回となった今回の演奏会では、学生たちに加え卒業生の演奏もあり、最後にはご指導されている中川鶴女先生が気迫のこもった演奏を披露してくださいました。過去の演奏者のなかには、結婚後に育児をしながら今も演奏しつづけている方や、プロになった方などもいらっしゃるそうです。
当山としましても閉会になってしまうことを残念に思います。
十四年間、素晴らしい奉納演奏をありがとうございました。