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カテゴリー「IN BHUTAN Report 2」の記事

IN 龍の国ブータン

2011年6月13日

Bhutan report 2

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ブータンの観光客受け入れシステムは独特で、一日滞在あたり200ドルかかる。旅行者は、ビザを取得する時点ですでに全行程の宿泊地、経由地を確定しておく必要がある。入国するには国営のドゥルクエアーしかないので飛行機の予約も難しい。出発前の手続きをしていた時は、なんだか割高で面倒な気がしていた。
しかし、その1泊200ドルという公定料金の中には、ホテル宿泊・3食の食事・移動の車・ドライバー・ガイド・ミネラルウォーターなどが含まれている。そしてこれらの手配はすべてガイドがやってくれる。
実際旅行してみると、煩わしさもなく、結構便利であった。
もちろん、超高級ホテルや豪華食事などもあるので、それを希望した場合は公定料金超過の分を実費精算する。私達は超過しなかったので、実質的には妥当な料金だったのではないかと思う。
さて宿泊するホテルに移動である。車窓からの景色は、一面に広がる棚田とポツポツと建つ家々。建物の柱や梁、窓枠などには彫刻がほどこされ、美しく彩色されている。一方、屋根を見るとほとんどが簡素なトタン屋根。のちに田舎に行った時には板に石を乗せてあるだけであった。
到着したホテルの室内は意外にきれいだった。ところが夜シャワーを浴びようとすると、お湯が出ない。その晩は初雪が降ったほどで、とにかく寒いのに水がちょろちょろとでるだけ。大声を出しながら気合いで身体を洗い流す。数年前の荒行堂と帰山式を思い出した体験だった。
ブータンは沖縄と同じくらいの緯度なのだが、標高が高いため、普段の気候は冬の東京と変わらなく感じた。
ブータンでは初雪がふると、翌日が休日になる。ブータンでオリジナルの切手が作れるというので楽しみに予定していた日が、運悪くこの「初雪休み」に当たってしまい、郵便局も閉まっていた。
二日目日、首都ティンプーの北部にあるチェリというお寺に行った。この寺は山の斜面に建っていて、たどり着くのに40分ほど歩かねばならなかった。標高が3000メートルほどの所にあるので、雲が近くすばらしい景色である。チェリには畳2~3畳ほどの小部屋が連なる建物がある。ここに3年間籠もって瞑想している修行僧がいるそうだ。3年間一切人と話さず目を合わすこともしない。世話係の僧が食(じき)を入り口に置いていくだけとのこと。いくら絶景で深山の瞑想場所といっても・・・。よほどの覚悟がないとできまい。現在日本人も一人修行をされているそうである。

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— ブータンの仏教と信仰 —
 
ブータン仏教はチベットから伝来したものである。信仰の対象は、釈迦如来、西暦700年頃チベット仏教をブータンに伝えたパドマサンババ「別名グル・リンポチェ」、そして1600年頃の建国の指導者シャプドゥン・ンガワン・ナムゲルである。チベット仏教は日本の仏教と違ってインドの後期仏教の影響が強く、お釈迦さまのほか、様々な如来・菩薩・観音さまが取り入れられているのが特徴。さらに色々入りくんでいて、わかりにくい。

ブータンの人に「お寺は何のためにあるのか?」と聞くと「世界平和」「人々の幸福」という大乗的な答えが返ってきた。「誰か困っている人が身近に一人でもいたら自分は心から幸せだとは思えない」とはいうものの、実際には自分の後世のための信仰も強いようだ。自分はなにものかの生まれ変わりであり、死んだ後も何ものかに生まれ変わってこの世に帰ってくるのだと信じている。お経を唱えたり、お寺にお参りに行ったりするのは、「世界平和」「人々の幸福」だけでなく、来世で少しでも良い境遇に生まれ変われるようにという願いのもとに行われているみたいだ。[つづく]

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