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カテゴリー「この世の大きさと古さを考えてみよう」の記事

この世の大きさと古さを考えてみよう

2017年9月8日

夏休み子供科学実験教室


 夏休み子供科学実験教室7月27日、小学生10名の参加で本納寺科学実験教室が開かれました。
 まず、歩幅を使って日本地図を書いた伊能忠敬の例を聞いてから、身体尺を学び、各自の両手をいっぱいに開いた長さ「尋(ひろ)」を測りました。ほぼ身長と同じ長さです。参加者全員の尋を合わせると、約15mになりました。
 それから自分の身体で1m、50㎝、15㎝、5㎜、1㎜などの部分を見つけるために隣の人と測りっこしたり、自分の爪の厚みを測ったり。これを知っていると、測る道具を持っていなくても大体の長さが分かってとても便利です。
 ここから話は宇宙へ飛びます。「太陽と月と地球って、どのくらいの大きさだと思う?」みんな見当がつかなくて困惑・・・。
 「この赤い直径50㎝のボールを太陽とすると、地球はご飯一粒、月はタラコ一粒の大きさなんだよ」太陽、巨大。月って意外と小さいね。「では、どのくらい離れているかわかるかな?」またもや困惑・・・。
 「太陽と地球は46m、地球と月は13㎝」えー、月、近い。
 というわけで、みんなで境内に出て太陽ボールから46mを測ってみることにしました。どうやって?そう、さっき測ったみんなの尋で!
 境内の灯籠あたりに太陽を置き、両手を広げて横一列に並びます。それをまっすぐ三回繰り返したら、墓地の塀に突き当たりました。そこに地球、そして月。自分たちで測ると、距離感がよくわかります。
 そのあと、地球誕生からの46億年を460㎝のメジャーに置き換えて「陸地ができたのはこの辺」植物の誕生はこの辺」「人類の誕生はこの辺」と、印を置いていきました。そうすると、人類が誕生したのなんてほんの最近のことで、みんなびっくり。
 時間と距離を感じたところで趣向を変えて工作です。みんなの生まれた日の天気を印刷した紙を切って、小さいボールに貼ったら、自分の生まれた日の地球ができあがりました。
 途中、先生のお話が難しくなって、見学の大人のほうが身を乗り出して聞いていた場面もありましたが、3時間、みんな集中してがんばりました。最後に先生からの一言「どんどん成長している皆さん、身体尺も変わるから、ときどき測り直してね」。

 

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