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本納寺春の団参 ご報告

2007年6月17日

北の三都と名湯そして美味の旅      富田 治夫

我々の飛行機は、前日に出来した全日空のコンピュータートラブルの余波を受け、少々遅れ気味で、しかし無事に離陸。わずか一時間十五分のフライトで、一年でも一番美しい季節という、北海道新千歳空港に到着しました。

 空港から道央道で一路札幌へ。まず旅行の始めに札幌の顕本願寺様を参拝。ご住職白部上人のご回向をいただき、今回の旅の無事を祈願。また、今は昔の北海道開教時代のこと、顕本寺開山時のお話をうかがいました。

 そこから昼食をとる小樽へは高速道で。この地に来なければ味わえないと評判の新鮮さを期待しつつ、小樽の寿司処、北の「日本橋」へ。華・技・心の食事に満足いたしました。小樽は、商都として栄華を極めた明治・大正・昭和の面影を残す町並みや建物が多く、一行は自由解散で思い思いに、小樽運河、北一硝子と散策を楽しみました。私は、「にしんは魚に非ずしてお米なり」と言われたほどの、当時の勢いが想像できる贅を尽くして建設された、にしん御殿「旧青山邸」北の美術豪邸を見学。今なお輝き続ける職人技に感激致しました。

 そして本日の宿泊地である定山渓グランドホテルへ。豊平川上流の渓谷地の緑豊かな山々に囲まれた温泉でゆっくり身体を癒したあと、本納寺・亮朝院・盛泰寺より参加の団参の全員が揃って大広間での宴会。本納寺総代高宮 正さんによる乾杯の音頭で開会。楽しく盛り上がりました。二次会はカラオケ、三次会では桐谷上人、松本上人を囲んでお酒を酌み交わし、和やかに話に花を咲かせました。

 二日目はどちらかといえば移動日。長万部かに市場で昼食をとり、洞爺湖と、まだ白い湯気の上る昭和新山をぐるり回遊しながら南下。途中、洞爺湖を一望できる展望台で休憩のときには、丘の上に来年Gエイトのサミット会場に選ばれたウィンザーホテルも見えました。ついで、新日本三景の一つの大沼国立公園へ。凛々しくそびえ立つ駒ヶ岳をバックに大小八十一もの島があり、すばらしい景観と穏やかな湖畔を貸し切り遊覧船で島巡り。しばし時を忘れるくらいに自然の豊かさを満喫しました。

 函館での宿泊地湯の川プリンスホテル渚亭は源泉100%の展望温泉露天風呂付き客室で、露天風呂から見える砂浜や目の前に広がる津軽海峡の雄大さは旅の醍醐味でした。夜は観光バスで、世界一ともいわれる函館山からの夜景鑑賞に出かけました。暗くて狭い山道を、バスの運転士さんは右へ左へ神業のごとくハンドルを回しながら標高334メートルの山頂へ。展望台からの眺めは幻想的な雰囲気、銀河のような輝きは美しすぎて、もしかして極楽はこのような所かなと忘れられない感動を胸に刻みました。

 三日目の朝は早めにホテルを出て、ロマンかおる函館観光へ。まず朝市を散策しながらそれぞれ留守宅へのお土産を買いました。異国情緒漂う独特の町並み、海が見通せる特徴を持った素晴らしい幾筋もの坂道、その道沿いや坂の上には、お寺、正教会、カトリック教会、中華会館、領事館などが数多く点在し、古き良き時代がそのまま今も息づいていました。ガイドさんの説明を聞きながら、その辺はかなりゆっくりと歩いて散策。そして、幕末の函館戦争の舞台となった、男達の壮絶な闘いの地「五稜郭」。高さ107メートルのタワー展望台からの眺望は迫力満点で、千人以上の死者を出したとは思われないほど、現在は緑豊かに静かな公園でした。

 最後に、見学は静かなトラピスチヌ修道院へ。日本最初の女子修道院で、現在七十名くらいの天使の聖母が日々聖務に励んでおられるそうです。説明を聞いていますと何か複雑に胸の詰まる思いで、日常にはない優しさを感じ、修道女さんが作られたお土産を買い足しました。

 この時期、梅雨のない北海道は素晴らしい青空と風のない暖かな天候に恵まれ、ガイドさんの知識豊かな説明は旅を一層楽しくしてくれて、あっという間の三日間でした。皆さん、たくさんのお土産、楽しかった想いと感動と共に東京行きの飛行機に乗りました。羽田到着後にもANA乗務員さんのあるちょっとした心温まる好意が旅の楽しい思い出を増幅させました。

 みなさん、いろいろお世話になりましてありがとうございました。

今年の団参にも楽しい<旅のしおり>をつくってくださった三井清二様、本寺報に紀行文をお寄せ下さった富田治夫様には、心より厚く御礼申し上げます。(住職)

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鳥越神社のお祭りに行ってきました

2007年6月14日

幻想的な鳥越祭

6月9日鳥越神社のお祭りに行ってきました。 

というのも、前日8日にお檀家の飯田さん(御神輿担ぎ45年、日本橋千仙会長)がお参りにみえた時「三社祭は今年でしたっけ?」と伺ったところ 普段の物静かな感じが一変し、顔を崩しながら「もう終わったよ。明日は鳥越」というお返事。詳しく聞いてみると明日から鳥越神社の夜祭りで、それはそれはきれい(ハイテンションで説明をうける)らしい。夜の御神輿を見たことがなかった私たちは出かけてみることにしたわけです。

さて9日夕方、現地に着くと飯田さんが、粋な半纏姿で出迎えて下さいました。お祭りの雰囲気を味わおうくらいに思って行ったのですが、飯田さんが半纏を貸してくださり、思いがけず「柳北」のお神輿を担ぐ事になりました。素人考えで「肩が痛いのでは」と心配しつつ担ぎ始め、五分くらいで交代になりました。いやいや、肩も痛いけどそれよりも、上下にずっとスクワットしている状態なので膝にくるのです!御神輿は膝!

みんな威勢よく楽しそうに担いでいるけれど、意外と大変です。

夜の街に灯の入った御神輿が揺れて連なって、幻想的なお祭りでした。

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9月9日に法灯継承式

2007年5月4日

天童行列(お稚児さん)出仕者募集

—法灯継承式に天童行列を行います—
 このたび本納寺は新住職になります

 9月9日の式典において、年齢三歳から九歳位までのお子さんのご出仕をお願いします。
 天童は、お稚児さんとも呼ばれますが、選ばれた仏さまのお使いとして神聖な行事を祝い、花を添えます。男児、女児が美しく着飾りお化粧も施し、行列してご宝前に献華します。
 天童に出仕の子供さんは、古来健康で智恵良く発達し元気に成長すると信ぜられ、昔は神社やお寺の行事にはよく行列が見られたものですが、近年のように少子化傾向が進んでからはごく珍しい催しとなりました。
 本納寺としても天童行列は客殿の落慶式以来十年ぶりのこととなります。当日は法明寺鬼子母神堂より本納寺までの間を行列いたします。
 是非、お子さん、お孫さん、多数のご出仕をお待ち申し上げます。

一、出仕料は、一人八千円(衣装・化粧代・奉納)です。お弁当とおみやげ付きです
一、当日ご用意頂くものは、着物または浴衣、兵児帯、白足袋、草履です。
  少しですが歩きますので、足元は靴(その場合は靴下)でも構いません。
一、三十名に達し次第締め切らせて頂きます。
お申し込みに関する詳細は次号にてお知らせいたします。

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春の本納寺団参 ご案内

2007年4月1日

—5/28(月)~30(水)の二泊三日— “麦秋の北海道を心ゆくまで味わおう”
参加者募集中

団参(団体参拝)として親しまれていますが、毎年春本納寺では、お檀家の皆様が気軽に参加できて、伝統ある仏教の歴史と文化の真の素晴らしさに直接ふれていただく機会として、各地の古寺や名刹の参拝を中心に、かつ観光名所も楽しめるグループでの親睦旅行を企画しています。
さて今年は、新緑にまぶしい、麦秋のひろがる北の大地〃北海道〃を訪れることにいたしました。一般の価格競争でつくられるだけのパック旅行ではけっして味わえない、充実した内容とコースになっています。観光や集合の時間にも十分余裕をもたせ、皆さんの体調にも配慮した、安全で安心できる旅行と心がけています。お一人でも、ご家族、ご友人とご一緒でもご参加いただけます。
なお、この団参は例年の通り、新宿区早稲田亮朝院さん(成原要潤住職)、豊島区南池袋盛泰寺さん(松本和道住職)と三か寺の共催にて実施いたします。

日程

<一日目>羽田空港-新千歳空港-札幌顕本寺(参拝)(全日空9:00出発) -小樽市内で昼食 北一硝子三号館-小樽運河-定山渓グランドホテル(宿泊)
<二日目>ホテル-長万部かに市場-大沼森林公園-函館五稜郭公園-函館山展望台-湯の川プリンスホテル渚亭(宿泊)
<三日目>ホテル-函館朝市-BAYはこだて-函館ハリストス正教会-立待岬-市内観光-トラピスチヌ修道院-函館空港-羽田空港(全日空4784便)

○日程 平成19年5月28日(月)-30日(水) 二泊三日
○集合 5月28日(月)午前8時 羽田空港第二ターミナル(全日空)
○解散 5月30日(水)午後6時30分解散予定 羽田空港到着ロビー
○費用 8万円(参拝開帳料・往復航空運賃・バス・宿泊・食事・保険・観光入場料等、旅行費用のすべてを含む)
○定員 40名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
○申込  本納寺(3971-4384)へ、まず電話でご予約ください。参加ご予約の方に、改めて、くわしい「旅行案内」をお送りいたします。

春彼岸 懺法(せんぽう)法要厳修

2007年3月24日

天気に恵まれ、大勢のお墓参りで墓地はお供えのお花でいっぱいになりました。おとうさんの真似をして墓前で手を合わせる子供や、ペットとともにお参りする人など、微笑ましい光景がみられました。

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3月21日のお中日には春彼岸懺法(せんぽう)法要が厳修され、その後、護持会総会が開かれました。

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新年信行会・写経会 — 皆勤賞十名が表彰

2007年1月30日

今年最初の信行会(1月7日)、写経会(1月21日)では、昨年一年間の皆勤賞十名が、表彰されました。また信行会後には「信徒会館」にて合同新年会が行われ、おとそを飲んでおせち・七草粥を食べながら、お昼過ぎまでカラオケで楽しみました。

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年末恒例 もちつき大会

2007年1月11日

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今年も天候に恵まれた餅つき大会は、子供の参加者が多くにぎやかな一日となりました。 「こんなに食べるうちの子初めて見た」と驚くママ、「今年は私も」と杵を持って戦力になってくれたおばさまなど、大人も子供もワイワイ楽しんで下さったようです。終了間際には、副住職がコーチをしている地元中学校のサッカー部員がぞろぞろ登場して、大騒ぎで二臼つき、ぺろりと平らげて帰っていきました。集まった会費二万九千円はユニセフに寄付されました。

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東京音大 琵琶奉納演奏会

2006年12月20日

平成五年から毎年十月に開かれていた「琵琶楽奉納演奏会」が諸事情の為、平成十八年をもって一応の閉会になりました。

ご近所にある東京音楽大学の邦楽研究室の学生たちによるもので、琵琶の音色を間近に聴けるとあって、毎年楽しみにお運びくださる方がたくさんいらっしゃいました。学生たちにとっても日頃の成果を披露するいい機会だったようで、緊張した真剣な姿が印象的でした。

最終回となった今回の演奏会では、学生たちに加え卒業生の演奏もあり、最後にはご指導されている中川鶴女先生が気迫のこもった演奏を披露してくださいました。過去の演奏者のなかには、結婚後に育児をしながら今も演奏しつづけている方や、プロになった方などもいらっしゃるそうです。

当山としましても閉会になってしまうことを残念に思います。

十四年間、素晴らしい奉納演奏をありがとうございました。

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大本山法華経寺「聖教殿」お風入れレポート

2006年11月3日

十一月三日の文化の日に、「立正安国論」や「撰時抄」など国宝や重要文化財となっている日蓮聖人のご真跡を多数收蔵する大本山法華経寺(千葉県市川市中山)の「聖教殿」の開放、見学会(お風入れ)がありました。当日は晴天無風の絶好のお風入れ日和で、千人を超す見学者が親しく宗祖の筆跡を拝観しました。

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お会式 奉納演奏「雅楽」─ お祖師さまをしのぶ夕べ

2006年10月30日

本年のお会式(十月十七日)の奉納演奏は、篳篥 本橋文師、笙 三浦礼美師、龍笛 笹本武志師による雅楽でした。「越天楽」「陪臚」といった古典曲のほか、「長慶子」〈博雅の三位(源博雅)作〉の舞楽吹きを披露してくださいました。演奏者の装束は美しく本堂に映え、生の音色は迫力があり、みな振動を身体に感じながら聴き入っていました。途中に雅楽の歴史や楽器の説明が入り、特別な感のある雅楽が演奏を聴くだけよりぐっと身近に感じられました。

演奏後はキノコのすいとんをワイワイ食べて、境内の柿をお土産に散会となりました。同日は恒例の「本納寺華展」(山村御流田中清美先生指導)も開催されました。大玄関・書院・廊下・階段などに秋の花が並びました。今年は天候にも恵まれ大盛況。初日には用意した最中が足りなくなり追加注文をしたほどです。楽しみにして下さる方も増え、二日間で百名を超えるお客様をお迎えしました。また、信徒会館では「仲崇霖と子供たちの書」と題した書道展も開かれ、仲先生の作品と、仲先生に書道を習っている子供たちの、のびのびとした書が展示されました。

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