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IN LAOS/CAMBODIA 3

2019年6月2日

IN LAOS/CAMBODIA 3


 次の日(4日目)は、托鉢の僧侶にご供養するために早起きしました。 若い僧侶、子供の僧侶が黄衣(オレンジ色)をまとい、裸足で鉄鉢を抱え、終始無言で歩いてきます。ラオスの戒律を重んじる仏教(上座部)では食事は1日2回。僧侶の食事はその朝の托鉢によって成り立っているのです。

 托鉢する道端にはゴサの上に椅子が並べられていました。通りには、竹籠にもち米を入れて売る小さな屋台があちこちに。私達は袈裟のような布を肩に掛け、僧侶を待ちました。しばらくすると、僧侶達がやってきて、鉢をこちらに向けて来たときにもち米を少しずつ入れていきます。観光客向けに大分アレンジされているとはいえ、「亡くした両親や先祖が貧しい思いをしないように」と、毎朝お布施を続ける人々の姿がありました。また、托鉢をしているお坊さんが、受け取った食べ物を、困っている子供に分け与えている姿もあって、非常に印象に残りました。ラオスではストリートチルドレンを見ることはありません。それはこのように、お寺が貧しい子供たちの受け皿となっているからだそうです。戒律の厳しい上座部仏教に倣って生きるラオスの人たちに当たり前に根付いている「分け合う心」を垣間見られた瞬間でした。なお、おかずは信者が寺院に直接、喜捨し届けるそうです。

 次の行程はワットマイ・ワットシェントンです。ワットマイはルアンパバーンの中で最も美しいと言われる寺院です。完成に約50年を要した寺院内には体中に彫刻が施された仏像が安置されていて、世界遺産になっています。ワットシェントンは王家の菩提寺で、屋根が軒に向かって低く流れるように作られている、典型的なルアンパバーン様式の荘厳な建物です。王様が逝去した時に使用された霊柩車が境内に納められています。ご遺体は、なんと起立したままの状態で出棺されたと聞き驚きました。

 王宮博物館を見学したあと、メコン川を船で上り、パクウー洞窟へ。道中の景色はいわゆるアジアの風情で、とてもきれいでした。川の水以外は、、、。旅行中、何度もメコン川を見ていますが、改めて「茶色いなぁ」と思いました。1時間くらいでパークウー洞窟が見えてきました。ここは、絶壁にある洞窟で約4,000体もの仏像が複雑な洞内に所狭しと安置されています。

 二つの洞窟のうちひとつは横穴になっていて、奥はライトなしには進めないほどの暗闇です。その中に祭壇がありました。ガイドさんの話によると、以前、この洞窟の入り口を閉め切って修行を極めた僧がいて、王様が心配して食事を運んでも、次第に3日に一度、7日に一度と減らし、即身成仏となったそうです。以来、この洞窟は現在に至るまで、ラオスの人々にとって神聖な場所として親しまれているとのことでした。

 過去にニューヨーク・タイムズで「最も行きたい国」第1位に選ばれたこともあり、東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。アンコールのように壮大な遺跡もなく、エメラルドグリーンの海が広がっているわけでもなく、また、タイのトムヤンクンのような名の知れた料理があるわけでもありません。急激な近代化を進めるタイとベトナムに挟まれながらも、悠久のメコン川に寄り添って、ゆっくりと時間が流れる国でした。 かつて、ラーンサーン王国として統一されたこの国は、フランスによる統治やインドシナの戦火に巻き込まれるという歴史を経て、「ラオス人民民主共和国」となりました。今もなお、海外からの経済援助に頼っていますが、この国で暮らす人々の心は素朴で優しさいっぱいで、どこへ行っても溢れんばかりの笑顔で、私達を迎えてくれました。 今回のラオスツアーを通じて、「本当の良い生活、そして幸せは、物質を多く享受してステータスを追求することではなく、普遍的で純粋な精神と文化で心を満たすことで得られる」のだと思いました。 女性スタッフはここで帰国なのでお別れし、私たちはカンボジアへ向かいました。

「達彦記」(つづく)

 



IN LAOS/CAMBODIA 2

2019年5月11日

IN LAOS/CAMBODIA 2

  

 ピッチに入場するときに、盛り上がるかなと思い、サッカーアンセム(ワールドカップ等の国際試合での入場曲)を流したのですが、あまり国際試合を見たことがないようで、反応が薄く、またそれをうまく伝えることもできずに、結局グダグダな入場になってしまいました。用意してもらっていたボールの、いくつかはすぐに空気がぬけてしまうなどのアクシデントもありましたが、なんとかキックオフ!

 35度を超える暑さでの中、真剣にボールを追いかける子供達、それをボコボコのピッチに戸惑いながら、様子見しながら受けて立つ日本チーム。生徒チームは途中からゴールキーパーとして校長先生を投入してきました。試合終盤、右サイドにいた私にパスが回ってきて絶好のチャンスに。しかし、自分でもいい感じに打てたゴール隅を狙ったシュートが、校長先生のナイスセーブに阻まれてしまいました。なかなか盛り上がった試合は、最後にはこちらのペースになり、我々の勝利。

 今回も子供達のキラキラした目は「サッカーは共通語」を体現していて、腰痛をおして頑張った分、いっそう感無量でした。

 サッカーをしていないピッチ外の子供達には、女性スタッフがシャボン玉を配って一緒に遊んでいました。

 液体なので、途中税関での没収を考慮し、バック内で漏れないようにとジップロックに詰めなおすなどして、彼女達が日本から苦労して大量に持っていったものです。現地では間違って飲み込まないように配慮したり、数がちょっと足りなくなったりしたそうで、なかなか大変だったようです。子供達は「パオー、パオー」と言いながら(プゥーと吹くことをラオスではパオーという)、楽しそうに遊んでいて、「ほら大きいシャボン玉ができたよー見て見てー」と女性スタッフを囲んでいました。

  この様な支援を続けていると、「本当に必要とするものはボールやゴールではないでしょ」という声が耳に入ることがあります。生活物資の支援も必要で大切なことはもちろんなのですが、生活や勉学だけではない、楽しみを味わうという喜びもまた、子供達にとって必要な体験に違いないはずです。今回の子供達の満面の笑みが、この思いが間違っていなかったということを証明してくれたようで嬉しくなりました。

 日本から持ってきた大縄で縄飛びをして遊んだりもして盛り上がり、最後には私達の寄書きユニホームと日本のお菓子をプレゼントして、学校を後にしました。

 3日目はビエンチャン最古の寺院であるワットシーサケットと、ラオスを代表する金色にそびえる仏塔タート・ルアンを参拝。ラオスのシンボル、パトゥサイ(凱旋門)へも足を運びました。タート・ルアンを参拝中、一人の男性が寄ってきました。籠に入っているスズメに願い事をしながら放すとその思いが叶い、幸せになれると言うのです。これも支援のひとつかなと思い、9人いたので9羽放すことにしました。値段は、一羽日本円にして10円くらいだったと思います。私が代表して支払いをして振り返ると、まだ願い事もしていないのに、もうすでに放たれてしまっていました。後から聞いたところによると、餌をやると戻ってくるように訓練されたスズメなのだとか。

 その日の内にルアンパバーンへ移動です。国内線で一時間、そこからまた車で一時間に行ったところに次の目的地、クアンシーの滝がありました。美しいターコイズブルーの滝つぼが幾層にも連なり、色彩豊かな神秘的景観の絶景スポットです。遊泳可能になっている滝つぼもあり、泳いでいる人たちが見えました。自然の木を利用してつくられた飛込み台が設置されていたので、私が飛び込んだら、きっと教え子達も続いてきて、よい思い出になるのではと思い、先頭をきって飛び込みました。しかし、誰もついてこず、なんと見て見ぬふりをしていました。理由は着替えがないからだったそうで「まさか本当に行くとは思いませんでしたよー」、「サッカー部の時の指導が足りなかった!」とみんなで大笑い。

 次はルアンパバーンのもう一つの絶景スポット、プーシーの丘へ夕日を見に行きました。メコン川が流れる町並みが一望でき、その先の山間に夕日が沈んでいきます。300段を超える階段を登った先は大混雑でしたが、なんとか場所を確保するとその先に綺麗な夕日がありました。しかし日没の時間が迫り、いよいよと思っていたら、残念なことに山上にあった雲の中へ。諦めて丘を降りると途中の小台に戻ったところで、再び夕日が顔を出していました。もう少し上で我慢していればと悔やみつつも、山間に沈み行く美しい落日を見ることができたと安堵するという複雑な気分でした。「達彦記」(つづく)


 

IN LAOS/CAMBODIA 1

2019年4月26日

IN LAOS/CAMBODIA 1

 腰の大怪我をしてから、ここ数年お休みしていた仏教支援でしたが、ほんの少しだけ調子が良くなってきたので、今回はラオスとカンボジアに行って参りました。

   前回のネパール同様、現地の小学校を訪問し、サッカーゴール・備品などの寄付をして、一緒に遊んで楽しんでもらうことが目的の支援です。今回は、いつもの僧侶メンバーに加え、看護師やトレーナー等の女性スタッフ3名、そして私がコーチをしている地元中学校のサッカー部OB3名が参加し、総勢9名での訪問となりました。

   日本から7時間30分のフライトでラオスの首都ビエンチャンに到着。夕方になっていたせいもあってか、東南アジアの国に降り立った時独特の、もわっとした湿気帯びた暑さはあまり感じられませんでした。

   チェックインした後は早速、お楽しみの夕食。最初の食事だからか、おそらくラオスではかなり高級であろうレストランに案内されました。籐の器に入った赤米や、笹の葉につつまれたお肉、パクチーたっぷりの和え物などが美しく並べられています。味のイメージとしてはベトナム料理とタイ料理の中間という感じで、私はどれも美味しくいただきましたが、パクチーや赤米が口に合わないメンバーもいたようです。

   食事の途中からラオスの民族舞踊や民族楽器による演奏が始まり、我々向けのサービスなのか聞き慣れた日本の曲を多く演奏してくれていました。演奏後にはお店に無理を言って、舞台で民族楽器を演奏させてもらい、ちょっとした旅の思い出に。夕食の後はナイトマーケットへ。初めての国で危ないところもわからず「みんな離れないように」なんて言っていたのですが、とても治安がよく楽しく歩き回ることができました。私は、支援の一環として、旅行中の着るものを現地で揃えようと思っていたので、ここでほとんど調達できて大満足でした。

   ビエンチャンには世界遺産の観光地も、大きなデパートもありません。高層ビルがひしめく訳でもなく、ラオスの首都でありながら、のんびりムードが漂う街でした。

   次の日(2日目)は、いよいよ小学校訪問です。

   ビエンチャン郊外のチャルンサイ村の小学校Chaluenxay Schoolです。首都を出ると舗装されていないオレンジ色の土の道路が続きます。車で一時間、ようやく目的の小学校に着きました。子供達が遠巻きにこちらを見ています。

   寄贈式の始めは村長さんと校長先生のご挨拶。「この学校は屋根のみで壁がありません。子供達は、いつも雨や風、さらには虫や獣を凌ぎながら大変な思いで勉強しています」と言うお話しが印象的でした。

 続いては我々の番。子供達の発育と幸福を願いご祈祷を厳修。木剣をならす私たちに子供達がどんどん近づいてきて、みんな合掌しながら見つめてきます。さすが仏教国だと感じ入りました。ご祈祷の後は、いつものように「サバイディー!私達はみなさんとお友達になりたくて来ました。サッカーは、ボールひとつで、言葉が通じなくても、年が違っても、性別が違っても、人を結びつけることができます」等と緊張しながらお話ししました。

   ここで、驚いたことにラオス政府から今回支援ツアーメンバー全員に感謝状が来ているということで、一人一人村長から手渡され恐縮至極。大変良い記念になりました。

   いよいよ生徒たちとのサッカーの試合です。「達彦記」(つづく)

御衣黄咲いています

2019年4月9日

※花びらがピンクに染まり、今週で見納めでしょう。(4/21)

※花びらがピンク色に色づいてきました。(4/17)

※今門前の御衣黄が見頃です。(4/9)

 

ギョイコウ(御衣黄)は、サクラの栽培品種である。開花時期はソメイヨシノより遅めの4月中旬~下旬頃(東京や京都など)。 大きさは中輪~大輪の八重咲き(花弁数は10~15程度)で、花弁は肉厚で外側に反り返る。色は白色から淡緑色である。中心部に紅色の条線があり、開花時には目立たないが、次第に中心部から赤みが増してきて(紅変)、散る頃にはかなり赤くなる。場所や時期によって、花の大きさや色合いなどに大きな差がある。緑色の花を咲かせ、この緑色は葉緑体によるもので、同じく葉緑体をもつ鬱金も若干緑色がかかるのだが、その量が少 ないためにもっと薄い淡黄色である。また濃緑色の筋の部分には、鬱金の花にはない気孔も裏側に存在する。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

『お題目結縁瓦』奉納募集

2019年3月18日

 

 

百年に一度しかない屋根の葺き替えにあたり、瓦奉納の募集をいたします。

ご奉納いただいた瓦の裏面にはお題目が書かれており、そこにお名前ならびに祈願または供養内容を墨で入れ、祈念いたします。

奉納された「瓦」は、今後百年間は残り、永代に顕彰され、また日々お経が届くことになります。

このたびの機会・ご縁が、本堂の瓦として子や孫の世代へ力強く継承できますように願う次第です。

ご協賛を謹んでお願い申し上げます。

 

○申し込み方法  本納寺 「瓦」奉納申込書PDF

申込用紙記載の上、本納寺の受付または郵送/FAX/メールにてお申し込みください。

・Address : 171−0032 東京都豊島区雑司が谷3−19−14

・TEL : 03−3971−4384  FAX : 03-3971-4513

・Mail : myo-eizan@honoji.or.jp

お初に団体参拝に参加させて頂きました

2019年3月4日

大分・熊本団参   高橋 綠

 

 

十一月なのに初夏を思わせるような連日の晴天、嬉しい悲鳴でした。

 私は「達磨」のそば名人高橋邦弘氏の新蕎麦目当てです。他の参加の皆様は、人生経験豊富な方ばかりで道中不安でしたが、ご住職、奥様、総代富田氏はじめ皆様に迎えられ二泊三日は、あっという間でした。 

 一日目、早速の参拝寺、皆様の読経の声が大きく感動致しました。やはり蕎麦目当ては如何なものかと反省・・・。

 お昼は、地震後の復旧中の熊本城を眺めながら特産の馬肉・さくら鍋、新鮮で美味しかったです。移動は総勢十二名なのに大型バス。ゆったり座れ、車窓見学楽しかったです。お宿は湯布院、ニュースステーションで見る様なライトアップの紅葉、美味しいお料理に地元の冷酒、石材店の水野氏と一献、温泉もお肌スベスベ。

 この団参、大先輩達のパワフルさも売りです。私は普段、旅館の部屋に入ると、テレビを点けるのに、点けるのを忘れて、お話が止まらない、下手な若手芸人より面白く、道中笑いっぱなし。二日目の朝から機関銃の様に話が発射され、ギャグの連発。夕飯には、ツボにはまり顎が外れそう。涙が出て美味しいお料理に箸が付けられない程でした。楽しい夕餉の後は二次会カラオケ。大先輩方、持ち歌の披露、声量豊富アッパレ!

 三日目、私の待ちに待った「達磨」の新蕎麦、輝く杵築の海を見ながら、味噌にそばの実、栃木の四季桜を嗜み、瑞々しい新蕎麦、至福の時間、本納寺の檀家で良かったと心の中で合掌、気持ち良く送り出してくれた主人に感謝です。

 二泊三日笑いの絶えない日々でした。エステでしわを伸ばしているのに元に戻っていまいましたが、腹筋は鍛えられました。

 三日間若輩の私を温かく迎えて下さった大大先輩、殿、乙女ちゃんの皆々様ありがとうございました。綺麗な景色を愛で、団参し、沢山笑い心が軽くなりました。来年又、お目にかかれる様、精進致します。団参に参加迷っている方、ウェルカムです。笑いの宝庫“団参に「いらっしゃい」”。


歳末祈祷会・もちつき大会

2019年2月5日

歳末祈祷会・もちつき大会

 

昨年の12月28日に歳末祈祷会にて、修法(木剣を使用した加持祈祷)を行いました。 新年を迎えるにあたり、皆さまの心身の大掃除として、『身体健全』『家内安全』等、皆様の諸願成就を祈念いたしました。初めての歳末祈祷会でしたが、暮れの忙しい時にもかかわらず、大勢の方の参列がありました。

またそのあとに開催された恒例のもちつき大会は、青空の下、お檀家さんのお子さん、お孫さんをはじめ、近所の子供達、外国からの観光客などで賑わいました。子供企画、お仏壇用の「ミニ鏡餅作り」の他、釜の火で焼くマシュマロや、焼き芋もなど、もちつき以外の楽しみも満載。つきたてのお餅は、からみ餅となってお皿にのせられるそばから、ものすごい勢いでみんなのお腹に消えていきました。

パンダ四天王

2019年1月8日

パンダ四天王がやってきました


住職は子供のころから大のパンダ好き。

五年前、本納寺九老僧の仏師、藤田良夫師に「パンダ好きなら是非」と勧められて行った日本橋高島屋のギャラリー。出品されていたパンダ四天王に一目惚れしたものの、当時はちょっと高くて手が届きませんでした。

それでもずっと忘れられず、住職が五年貯めたお小遣いをはたいて、再会が叶いました。

大玄関にそれぞれ四方に向かい列座してかわいくお出迎え、守護してくれています。


阿久津優 作

https://akutsu-yu-panda-wood-sculpture.jimdo.com

おもちつき大会のお知らせ

2018年12月18日

毎年恒例「おもちつき大会」のごあんない!


日時122811時~14時頃まで

今回も大人気の「ミニ鏡餅コーナー」があります。いつも、これで体中真っ白けになるお子さんも少なくありませんので、エプロンをご持参頂いた方が良いかもしれません。
参加自由ですので、お子さん、お孫さん、ご親戚、お友達などお誘い合わせの上お越し下さい。
会費はありませんが、お気持ちは募金してください。

昔、「餅をつく」といえば、たんに食べ物をつくるという以上に「祝いごと」としての「心の行事」すなわち宗教的行事であったはずです。これからの子供たちに、ぜひ体験してもらいたいと願っております。

「爆発」Impressions

2018年12月1日

子供科学実験教室感想

参加のみんなから

・「燃える物によって炎の色が違うのが不思議で驚いた」
・「粉塵爆発がインパクト大」
・「水素爆発も見たかった」
・「ポップコーンを食べたのが楽しかった」

保護者より

・「実験のあと、たくさん絵と文を書く作業があり、より印象に残りやすく良いと思った」
・「夏休みの良い自由研究になったようです」
・「炎の実験はそう見せられないので貴重だし、子供にはかなり印象に残る面白い実験だったよう」

「爆 発」 実験教室

2018年11月16日

「爆 発」子供科学実験教室

アップするのがだいぶ遅くなりましたが、子供科学実験教室レポートです。


今年も子供科学実験教室が開かれました。
例年より男子の参加が多かったのは、今年のテーマが「爆発」だったから?
室内での実験のため、先生はアクリル板で作った箱を用意して、安全第一で進めていきました。「これで火事になったら本当に本納寺の変になっちゃう」なんて冗談を言いながら。
トレイに吹き付けたエタノールに火を付けるところから始まり、エタノールをアルミ缶に入れて蓋をして火を付ける、スチールたわしに火を付けて燃え方を見るなど、段階を踏んで行きます。休憩時間にはポップコーンメーカーで作ったポップコーンを食べたりも。
その後は、小麦粉を爆発させる粉塵爆発で盛り上がり(どうやったら小麦粉に火がつくか散々みんなで考えました)、最後は一人ずつ「水を少し入れた空き缶を熱して、逆さに水につけると音を立てて潰れる」実験をしました。
まとめで、2014年の御嶽山噴火の動画を見て、これが今日やった水蒸気爆発と同じものだったこと、2018年の白根山噴火は、さっき食べたポップコーンと同じ原理の噴火だったことを学びました。
初めて間近で見る爆発に大興奮!最後の方は低学年の子たちには難しい話になってしまったところもありましたが、3時間半、みんなよく頑張りました。

爆笑ー しゃもじ

2018年10月19日

爆笑お笑いライヴ

10月17日の本納寺お会式には奉納公演で『しゃもじ』をお呼びしました。
30人くらいでワンマンライブを見るという贅沢な趣向!
沖縄の話を絡めた自己紹介から始まって、漫才を中心に40分くらい爆笑の連続の時間を作ってくれました。
ご年配の方から高校生までの幅広い年齢層に、それぞれ「面白かった」と言わせる、流石の力量。
お笑いを間近で見るのが初めての方が多かったのですが、みなさん「楽しかった」「テレビと違って生は迫力も伝わってきて本当に面白い」と大好評でした。
『しゃもじ』のお二人は気さくで礼儀正しく、とてもいい方たちで、また数年前に雑司が谷にお住まいだったということで親近感も湧きました。

公演後は例年通りすいとんの振る舞いがあり、食べ終わった頃には、しゃもじのお二人が快く一緒に写真に収まって下さたりもして、楽しい夜となりました。

   

お会式ー奉納お笑いライヴ「 しゃもじ」

2018年10月11日

古版木の再摺にあたり

2018年9月16日

古版木の再摺

さいしょう
にあたり   アダチ版画研究所 中山 周


 本納寺にてご所蔵の「法華経」及び「辨才天女像」版木2点の再摺についてこのたび、以前よりお付き合いのあった本納寺住職よりお話をいただきました。
 私どもアダチ版画研究所(東京・目白)は、江戸時代に浮世絵制作の技術として発展した伝統木版技術を継承する彫師・摺師をかかえる工房兼版元として昭和初期より活動をしております。現在、この技術を使って摺るものとしては、浮世絵の復刻版や現代木版画など多色刷のものが中心となっています。
 しかし、この伝統木版技術の歴史は、古くは奈良時代の仏教の経典を印刷したことに遡ります。多くの人々に仏教を流布するために、大量に同一ものが作れる木版技術が使われていたのです。まさに、今回のお仕事は、我々の技術の原点に戻り、和紙に墨一色で摺るという基本をさせていただいたことになります。
再摺の版木2点は、その目的からもわかるように大量に摺れるように、摩耗しにくい、堅い山桜の木が使用されています。作られた年代を特定することは困難でしたが、摺った際のかすれの具合から、かなりの枚数が摺られたことは、容易に想像できました。
 今回の再摺を通し、摺本を多くの人々が手にし、信仰の支えとなっていた様子を垣間見ることができました。伝統木版技術を継承する私どもにとりましても大変意義深く貴重な経験をさせていただきました。
                   

「法華経版木」の再摺

2018年8月15日

法華経版木が再摺されました



本納寺の内玄関に飾られている法華経の版木と、本堂辨財天像の脇に置いてある版木を、このたび再摺いたしました。
お身内のご法事で寺においでになった、立正大学仏教学部学部長の寺尾英智先生に、法華経版木再摺の構想をお話しし見て頂いたところ、「あまり古くなると摺ることができなくなってしまうから、できるうちに」」と勧めてくださったことがきっかけとなりました。先生は、お忙しいにもかかわらず、この版木の年代や特徴なども調べてくださるとのこと。詳しいことが判明したら、また寺報にてご報告いたします。
作業は目白のアダチ版画研究所に依頼しました。
今回再摺された法華経は大玄関に飾ってあります。

まだ調査中ですが、現在わかっていることは以下のとおり。
・版木の本文(読み仮名)の特徴は「慈海版」という版木の特徴と一致する(先々代の『法華版経の研究』を参照)
・手元にある天保の「慈海版」の写真と版面を照合した結果、形態は一致したが、文字の形の細部に小異がみられる
・「慈海版」版木には元禄版・天保版が知られるが、ほかにも元治版や明治版が存在するようである
・以上の事柄から、天保版以外の「慈海版」である可能性が高い。確定するには元禄版をはじめとする諸版との詳細な照合が必要である

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