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本納寺団体参拝一伊勢

2010年12月17日

心のふるさと伊勢神宮

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11月9日9時40分、本納寺団参参加者12名は新幹線の車中に。心は伊勢に、松阪牛に、といっても肉の苦手な私は少々不安。名古屋駅でバスに乗り換え、2時間余りで松阪に到着。昼食抜きでお腹の空き具合は上々、早速すき焼きで有名な「和田金」の店内へ。お皿には、1枚100グラム位ありそうな霜降り肉がきれいに盛られています。味付けは砂糖と、たまり正油、うすいコブだしとの事。皆さんの「おいしい、うまい。」の声につられ、私もお肉に挑戦し口の中に、臭みも無いし、やわらかくてジューシー、しっかりと一人前美味しく頂く事が出来ました。
松阪牛で満足した後「日蓮聖人誓いの井戸」へ。比叡山での修行を終えられた日蓮聖人は安房へ戻られる途中、伊勢に立ち寄られ、常明寺の境内の井戸で潔斎(沐浴参篭)をされたのです。この井戸の前で、御住職をはじめとする皆様とお題目をあげさせて頂きました。本納寺さんにご縁が出来、今回私がここに参加できたお礼も込めてご唱和させていただきました。
旅館での夕食後の宴会は、最後は座っている人がいないほど大変盛り上がりました。
翌朝、日の出の名所、夫婦岩まで散歩。海をへだてた向こう岸の山頂から、真っ赤な太陽が顔を出し、皆の顔がオレンジ色に染まりはじめるとあちらこちらから「ワーきれい!」の声。ダイヤモンドの輝きの太陽に思わず手を合わせ、の今日無事を願い、自然のすばらしさに感謝。
そしていよいよ伊勢神宮の内宮へ。伊勢神宮とは俗名で、内宮は皇大神宮(こうたいじんぐう)と言い、天照大神(あまてらすおおみかみ)をおまつりする日本で最も尊いお宮。外宮は、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)と言い、天照大神のお食事を司る神の豊受大神をおまつりし、あらゆる産業の神さまだそうです。
宇治橋を渡ると、五十鈴川の川上に二千年の時を超え、千古の森に囲まれた静寂の地が広がっています。ずっと奥まで続く砂利道。足の不自由な人達の為に、タイヤの巾の広い車椅子の貸し出しもあり、砂ぼこりをおさえる為の水まき用の車も走っています。
大人3~4人で抱えられる程太い幹の杉が何本も伸びている道を進むと、奥まった場所に御正宮が見えてきます。心を鎮め神妙に、無病息災、家族の健康、旅の安全をお願いし、お参りしました。神苑に入り、神聖な空気で胸一杯にすると、心がなごみ、ゆったりと穏やかな気持ちになれるのは、神仏の心のふるさとなのでしょうか。
今回の旅には、足腰を痛めている方、高齢の方もいらっしゃいましたが、皆さん元気で、頑張ってお参りしていられるお姿を見、頭の下がる思いで一杯でした。楽しい2日間の旅をありがとうございました。(檀徒 M.M記)

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