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これからの地球を考える

2009年5月5日

科学実験教室2

3/26春休み科学実験教室に大人10名子供14名が集まりました。
今回は「過去の地球を知ってこれからの地球を考える」がテーマです。

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前半は実験、後半はお話でした。
まずは、二酸化炭素を確認する実験、瓶の中にいろいろな長さのろうそくを入れ、どれから火が消えていくかを考え、実際の結果を見てまたみんなで考えていきました。
お話は、この二酸化炭素が地球にどう影響しているのかにつながっていきます。現在、地球温暖化といわれていますが、地球はかつて4万年周期で暖かい時期、寒い時期を繰り返しており、過去40万年前からは10万年周期で繰り返されているそうです。そしてそれは二酸化炭素の濃度と比例しているのでした。現代人の生活から排出される二酸化炭素が増えすぎ「CO2削減」と叫ばれていますが、今起きていることは単に人類だけの影響ではないことがわかります。
もちろん、最近の二酸化炭素濃度の変化は過去40万年間の地球の自律的変化からは完全に逸脱しているとのことですが・・・。 続いて、地球が誕生した46億年前から現在までを追い、みんながものすごく昔だと思っていた恐竜時代が地球の歴史から見ると現在の方に近いことを知り子供たちはびっくり。地球が誕生してからの長さを感じることができました。実際に小森先生が研究で撮影した画像を交えお話しして下さいました。環境の話はあちこちで聞きますが、実際のデータや具体的な事例を挙げての話を聞くと、今の地球の状態がよく分かります。
先生のお話にも熱が入り、後半は子供たちには少々難しい内容になってしまいましたが、近年の映画で話題になった氷河の実態や、イースター島、宇宙に行っている若田さんの話もあり、子供たちにも地球を考える良いきっかけになったのではないかと思います。
一人一人が身近でできることから活動していくのはもちろんですが、もう、標準的な考え方自体を変えていくこと(パラダイムシフト)が必要なのではないかというお話でした。
二時間という枠の中では収まりきれない内容で、帰り際に直接先生に質問していた保護者の方もいらっしゃいました。

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・・・感想・・・
子供たちの感想より

ハプニングのあったろうそくの実験がとても面白かった。
後半は少し難しかったけど、ためになって楽しかった。
 
大人達の感想より
先生も熱心で大変興味深いお話でした。
温暖化に関するいろいろな情報が、すっきりと整理できました。
今回は私も小森先生のお話を聞けて勉強になりました。子供には難しい話もありましたが、家庭で振り返って話してみたいと思います。

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